こんなことがありました。

2023年7月の記事一覧

180校長室の独白(暑中見舞い)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何処へ行っても、
「暑」さの真っ只「中」ですね。

特設音楽クラブの子らは、
先週に引き続き、精力的に活動中であり
校庭では、サッカーに興じる子らも。
それぞれの夏休みの「時」が、
ゆっくりと、確実に流れていきます。
夏季休業は、11日目を迎えました。
今日で、7月も終わりです。

8月の声を聞くと、
急に、焦り始めますか・・・ね?
私は、毎年のように
井上陽水「少年時代」の
脳内リピートが始まる時期です。

 

 

 

 

 

 

サッカー少年に声をかけて、
校庭を歩くと、がっかりなモノを発見
ミルクココアに恨みはないですが、
先日の「ドヤ顔ごみバスター」たちの
心を、ないがしろにされたような。
少し残念な気持ちになりました。

気を取り直して。
明日から2日間、会津若松市へ出張です。

皆様、ご自愛ください。
よかったら、脳内リピートの大合唱で
8月を楽しんでくださいね。

179校長室の独白(スポ根)

 

 

 

 

 

 

特設音楽クラブが、練習に励んでいます。
「特設」って、何か響きがいいです。
スペシャルな集合体なわけですから。
中学校の「部活動」のように、
小学校の課外で活動する特別なクラブ等を
いつ頃からか、そう称していたのかな?
当然、その発足や活動内容等については
保護者の承諾を得ることが大前提です。

 

 

 

 

 

 

夏休み、計6日間の練習があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

その様子を、見に、聴きに行きました。

 

 

 

 

 

 

 

前半は、パートごとの自主練習です。
各自が目的意識をもって参加している。
前向きなのが素晴らしいと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、全体練習!
和やかな雰囲気でありながら、
時折、ピリッとした緊張感が走る。
そこが、いい。
指揮者に目線が集中する。
切り替えが見事!
指導への反応、「はいっ」が揃う。
気持ちをひとつにして、音楽をつくる。
佳き時間を、経験を積み重ねている。
きっと、学ぶことも多いのだと思う。

その日は、教職員3名と
保護者ボランティア(感謝!)による
アツい指導体制でした。
「いいじゃ~ん!!!」
指揮を務めるN先生のスイッチON
普段、おしとやかタイプの彼女が
ボルテージ上がる変貌が、小気味よい。
そうでなくっちゃ。
音楽だって、体育会系のノリ、大事です。

178校長室の独白(気付く目)

ご高覧、誠にありがとうござます。
リアルタイム、またはその日のうちに
HPを開いてご覧いただいている方々は、
ヘビーユーザーの領域に達しましたね。

前任校ICT支援員先輩(実名:笑)
毎日、昼休みにチェックする習慣あり。
注釈: 以前、「Aさん」で紹介したら
   「Aさんで、わからなかった。」
    本人から、実名使えとオファー!

彼とよく話していたことがあって。
学校のHPって、自ら開かないとダメ。
他SNS等は、通知が来るとかあるけど。
なので、
主体的にベクトルを向けてくれる方々に
学校としては、感謝しないとねって。

「どうせ、あの校長、性懲りもなく。」
怖いもの見たさ、の方にも、ね?
暑さを吹き飛ばす効力はないですが、
失笑で和みが生じる程度には頑張ります。

さて、枕が長くなりました。
26日(水)の夕刻のことです。
こんなふうに記事を作成していると、
校長室の窓ガラスに児童数名が。

学校の校庭に遊びに来たら、
ごみが落ちていたので拾ってきた、と。

ひとつ、見つけたので
みんなで、ぐるっと一周したらしい。
うれしいねぇ・・・。

そこには、公共心もあるけれど、
自分の学校を大切に想う気持ちもある。
気持ちを形で、行動で示すことができた。

このドヤ顔は、誇っていいよ。

 

 

 


気付いた人への余計な補足:
なぜ、「暁先輩」なのか?
会社の厚意か、はたまた偶然なのか
母校(卒業生!)での勤務だったのです。
称号の名付け親は、私です。
子どもたちに親しみをもってもらうため。
前任校のブログ内で、
子どもや職員は全てイニシャルなのに
校長と彼だけは、実名だったんです(笑)

177校長室の独白(親バカ通信)

 

 

 

 

 

 

6月上旬、娘の「中体連」の応援へ。
地区大会2日目の決勝Tを観戦しました。
何の因果か、姉と同じ部活動を選んだので
同じ顧問に、姉妹でお世話になっている!
私が言うのも何なのだが、
この顧問の先生が、good coach(笑)
なぜ、そう思うのか?
子どもたちに、適度なタスクを設定する。
その「さじ加減」が実に絶妙なのである。
そして、
その子に応じた、適材適所の場面では
必ず、チャンスを与える。意図的に。
勝利至上主義ではなく、
(当然、勝てばうれしいのだが・・・)
それ以上に、部活動のスキルとともに
社会性やその他、必要な資質・能力を
習得させたいという熱意が伝わってくる。
ホント、ありがたい話なんですよ。

上級生が少ないチーム事情のために
娘ら中学2年生も即戦力で試合に臨む。
念願の県大会出場は、残念ながら叶わず。
あと1勝。厳密に言えば、あと1セット。
密かにだが、本気で狙っていただけに
顧問の胸中は、察するに余りある。
(本稿は、労いの意も込めています。)
子どもたちも落涙し、本気で悔しがった。
その姿に、親として安堵した想いあり。
この瞬間の気持ちを忘れない限り、
前に踏み出し、進み続けられるから。

部活動の地域移行が進められる中ですが
このような部活動の「本質」は、
適切に継承されることを希望します。

◆◆◆
一方、先に顧問にお世話になった姉は、
中学3年時の中体連「中止」の世代です。
前任校のその前、新任校長の時のブログ
リンクしますので、どうそ、ご覧あれ。
現任校長からは快諾を得ています。
「ご自身の文章なので、ご自由に」と。

http://www.town.inawashiro.fukushima.jp/cb/schoolhp/s-okina/entry-25212.html

娘は高校入学後も、同じ部活動を選び、
山あり谷ありの、紆余曲折を経ましたが
3年間続け、5月下旬に引退をしました。
我が娘ながら、敬意を表したいです。
大したもんだ・・・と。
(標題どおり、「親バカ」っすからね。)
現在は、悠々自適?の受験生(笑)

★★★
ここまで読み返すと、
壮大なスケールになってきたなぁ。
夏休みなので、ご容赦くださいませ。

もうひとつ、とっておきのネタを。
大会初日のリーグ戦での出来事です。
相手チームに、過激な応援団1名の存在
周囲がドン引きするほどだったそう(笑)
正体は、西白河地区の某中学校長様です。
生徒のために、アツく本気で檄を飛ばす。
お茶目で、ステキな校長様なんですね~。
そのお友達校長には、ネタにするからと
伝えてありますから、ご安心ください。

本日も、暑いです。
地域の小・中学生(高校生も)が、
それぞれの想いを大切にして、
青春を謳歌できる夏休みであることを
心より願っています。

176校長室の独白(会場限定)

前稿が、プチ重い内容だったので、
意識して、ライトな感じでお送りします。
題して、
「ここでしか会わない」旧知の仲(笑)

私達教員は、平日は学校にいるので
活動範囲が限定される職業なのですが、
「日清カップ」等のイベント、行事では
「同じ匂い」のメンツに再会します。
昨年も会ったんですけど、今回もまた。
私が初めて学年主任を任されたときの
同学年を組んだ、もと同僚です。
大所帯の出場校監督を務めていました。
呼び止めて、しばし「歓談」
その言葉が、ピッタリと当てはまる。
瞬時に、当時に戻れるから不思議です。

彼は、もと高校球児なんですよ。
某高校野球部の甲子園出場組の一人で、
伝説のキャプテンと称された御仁です。
出会った頃の気質は、今も変わらず。
礼節を重んじて、物腰柔らかですが、
確固たる芯の強さが、秘めたる闘志が、
垣間見える。それが、親しみを増す。

なんか、いいな~って。
きっと、「技能」以外のところに、
しっかりと手厚く指導してるんだろうな。

同じ匂いの輩が再会すると、
「昭和っぽい」話で盛り上がるんですよ。

175校長室の独白(「日清カップ」考)

 

 

 

 

 

 

「全国小学生陸上競技交流大会」は、
即席ラーメンで有名な
某スポンサーさんの冠が付いているので
通称が「日清カップ(陸上競技大会)」
その地区大会、県大会の会場に身を置き
ふと、考えたことがあったんです。
ポツリ、ポツリと思い出しながら
今回は、それについて述べます。
時折、暴論あったら、ゴメンナサイです。

「出場校(チーム)、減ってる?」
定かではないですが、そんな印象が。

以前は、主に小学6年生が全員参加する、
地区ごとの陸上競技大会がありました。
その教育的意義、私は好きでした。
が、様々な状況や条件等を勘案して、
その大きな大会は行事削減となりました。
当時の判断は、正しかったと思います。
「日清カップ」がメジャーになってきた。
それも、削減理由のひとつでしたしね。

で、私の「疑問」の浮上です。
純粋に、陸上競技に打ち込みたい子らの
想いが、願いが届いているのかなって。
所属の学校が「日清カップ」参加せず。
なら、その瞬間、道は絶たれますから。

校長が大きく旗を振ってる!学校(汗)
伝統的に参加する矜持をもってる学校
専門性のある職員が所属している学校
指導スタッフが揃っている学校
組織力が強固な、厚みのある学校
「働き方改革なんのその」な学校(苦笑)
等々だけが、名を連ねているのかな?
だったら、少し悲しい・・・。
そんなふうに感じたんです。

この問題解決の妙案は、出てこないかな。
自分たちも太鼓を叩いて、
アホみたいに陸上指導をしていた、
「昭和」気質の管理職の方々は、
もやもや感から抜け出せないでいます。

174校長室の独白(これからどうする?)

「先生たちも、学んでるんだぜぃ!」
に続く、
「校長だって・・・、以下同文」(笑)

本日、「公立学校長研修会」なるものが。
県南(西白河・東白川)域内の
小・中学校、高校、支援学校の校長
一堂に会する研修会が開催されました。

不登校の未然防止や、
教職員の不祥事防止などの課題に対して
小グループによる協議・情報交換です。
短時間ではありましたが、
校種枠を超えての意見交換は、
予想外の収穫があってよかったです。

担当から、城山三郎氏の著作からの引用
「人を支える3つの柱」なるものあり。
①「自分だけの世界」
②「親近性」
③「達成」     だそうな。
このうち、2つ以上あるとOKらしい。
一組織の長として、
関わることができるのは、②③か。
職場内の人間関係の親和性を高めたり、
職務での、個の達成感を充実させたり。
頑張らねば、と思いましたよ。

来週は、会津若松市に行ってきます。
「この間、山形に行ったばかりだろ!」
と、総ツッコミが入るでしょうが、
県内全小学校長が参集の県大会です。
東北大会の後に、県大会が開催する?
不思議ですが、勝ち抜きではないので。
また、何かを得て、帰ってきますね。

今回、笹原小K校長とのツーショットは
残念ながら、無し。
しかし、スペシャルゲストの登場!
塙小学校関係者の皆さん、
私の前の席の「御仁」、だ~れだ?

173校長室の独白(対話ツール)

「アートカード」って、ご存じですか?
著名な美術作品がプリントされたカード
それを使って、
図画工作科の授業で鑑賞学習を行います。

3年生が1学期に挑戦しました。
3学年主任のK先生は、
図画工作科指導に造詣が深いですから。
(「小教研」クイズの答え、ですね。)
学年での取り組みに活用しました。

 

 

 

 

 

 

 

この教材の利点は、
「対話する力」を身に付けること。
それも、楽しみながらできる。
「見る」→「考える」→「話す」
対話なので、
適宜、「聞く」も交えて、また話す。

ポイントは、
「好き」&「根拠」でしたね。
各学級のアプローチの違いが興味深い。

1組は、「カルタとり」バージョン
作品の似ている部分を見つけて、
それを説明しながら、重ねていく。
根拠を話せるのって、大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2組は、「好き」の、どストレート!
自分で好きな作品を選び、
(選ぶにも、その根拠が必要です。)
好きをアピールする文章を整理する。
その後、意見交流したのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然な流れで、
対象物(作品)に、主体的に関わる。
思考力も、豊かに鍛えられますね。

172校長室の独白(動く?)

「いじめ防止出前授業」の続き。
いじめ撲滅のために、動く。
ってなると、身構えるし、勇気もいる。

弁護士さん2名からの適切な助言は、
「周囲(の大人)に相談する。」だった。
もっと、簡単に言えば、
異変に気付いたら、
大人に話す。伝える。それが一番だ。
見て見ぬふりは、絶対にダメ!

いじめられている本人が、
SOSを出せないのかもしれないから。

弁護士さんからの話、
どこまで心に響いたかはわからない。
でも、
こういう表情、目で聴くことができた。
そこに期待したいな、私は。

171校長室の独白(ならぬことはならぬ)

専門家の話は、教育効果を生む。
今回も、「外的な教育資源」から
恩恵を受けた事例を紹介します。
(毎度の「時を戻そう」ネタ、です。)

「いじめ防止出前授業」
福島県弁護士会が展開する事業のひとつ。
白河地区所属の弁護士さん2名が来校し、
5年生対象に授業を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1組は、宮本雅司氏が受け持ちです。
子どもらの意見を効果的に取り上げます。
「いじめられる側にも、原因がある」
この考えに揺れ動いた子どもたちの頭を
見事に、打ち砕いてくれました。
この論理が成立すると、
いじめの連鎖は止められない・・・。
「いじめる側が、必ず悪い。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2組の授業者は、穗積 学氏です。
いじめは、人権どころか
最終的に命をも奪うおそれがある。
厳しい現実を子どもたちに提示します。
「心のコップ」の話が印象的でした。
相手のコップの「中身」はわからない。
(どの程度で、あふれてしまうのか。)
ましてや、自分のモノも把握できない。
そこに、いじめの危険性が潜んでいる。

 

 

 

 

 

 

いかなる理由があろうとも、
いじめは、絶対に許されない。
それを強化するきっかけとなりました。