2023年4月の記事一覧
24校長室の独白(授業参観②:フォーカス)
全学級を急ぎ足で参観し、
おおっ!と思った場面をチョイスします。
前後関係が不明で、
トンチンカンだったらごめんなさい。
①ご家庭との連携
黙読や音読、どちらも家庭学習の定番
ルーティンの積み重ねが、
学級での授業と上手にリンクします。
姿勢がよいのも素晴らしいです。
②既習を生かす
参観中の私に、突然、質問が。
答えると、その回答を学びに応用です。
「校長先生の好きな食べ物は・・・。」
直前に入手した情報を取り込みながら、
それに続けて、自分のも紹介する。
なかなか高度だと思います。
③根拠を示す
「教科書の●●に書いてある。」
こう言えると、説得力が増します。
そして、
そこから、自分はこう考えた・・・と。
習得したい発表の仕方です。
④つぶやきって、大事なんです
集中して、教師の説明を聞いていた子が
「あっ、そういうことか。」
この瞬間があるから、
学びは面白いんですよ。
一気に、ノートに書き始めましたから。
⑤できた喜び
自己紹介用の手づくり名刺に
自分の「名前」を書くことができた!
「できた」「わかった」
その喜びを得させるために、
私達教師は、あの手この手、講じます。
喜びは、学習意欲の持続を生みます。
23校長室の独白(授業参観①:顔見世)
年度当初の授業参観は、例えて言うなら
劇場の「顔見世興行」みたいなもの。
お子さんの「担任」を確かめに来る!
おそらく、目的はその一点か???
参観の時間帯指定やら、
参観の人数制限等々もありませんので、
予想以上の「多数」でした。
保護者の皆様のお気持ち、伝わりました。
興行的には、大成功(笑)
校長も、きっちりと「顔見せ」しました。
全体会に参加できなかった方々のために
校長挨拶の後半部分をここでおさらい。
保護者のみなさんへのお願いの部分です。
お子さんを
「褒めて、励ましてください」
所属の学級にも好意を寄せていただき、
担任のことも認め、そのサポーター就任を
お願いしたところです。
学校と家庭、地域も上手に巻き込み、
適切な学習環境づくりをしたいからです。
どうか、お力をお貸しください。
また、
教育活動に関して、
不明な点、お困り案件等があった場合には
迷わず、問い合わせくださいねとも。
必要ならば、管理職もお話を伺います。
校長室が広すぎて、そわそわしています。
ぜひ、お越しくださいね。ご遠慮なく。
22校長室の独白(企画力)
14日の朝は、もうひとつトピックが。
「校長先生、お話があります。」
神妙な面持ちで児童4名が校長室へ。
「塙小の体力が落ちているようなので、
全校生で・・・。」
自分たちで体力向上の新企画を考えて
それを試しにやってみたいとのこと。
体育委員会の三役が、校長に直談判!
ひと昔前の学園ドラマみたいだ~(笑)
こういうの、私、大好きです。
まぁ、担当教師の「種まき」があり、
適切な指導のもとに動いたわけですが。
(後から、担当が説明に来ました。)
自治的な活動に、意欲的でよろしい。
規則、施設や設備、お金に関わるような
自治の範囲外の内容はNGですが、
その範囲内なら、子どもらの意思決定は
ある程度、尊重されるべきですよね。
一人が、が~っと一気に話しました。
その懸命さ、緊張感が伝わってきて、
微笑ましくなりました。ナイス!
担当の先生とよく相談して、
全校生のために良い企画をお願いします。
と、今回の提案にOKを出しました。
以下は、私の妄想、勝手にアテレコです。
①アツくなって、話しすぎちゃった。
少し、反省・・・。
②うわ~。ぼく、委員長なのに
出るタイミング、逃しちゃったぞ。
③私が、ちゃんとしないと・・・。
よし、後で、記録しておこうっと。
④ボク、遠くを見つめちゃったよ。
21校長室の独白(朝活)
ちょっと、coffee breakネタを・・・。
ブログNo.19のアナザーストーリー
校庭から校舎内に戻ろうとすると、
大きな石の後ろに、人影あり。
うずくまって、真剣そのものだ。
何をしているのかと尋ねると、
「四葉のクローバーを探している」
そうきたか(笑)
こういう朝活もあるんだなぁ。
妙に納得させられました。
校庭一番乗りの子もそうですが、
大事なのは、
「自分で決める」こと。
そこには、
その子なりの「意思」が存在している。
毎日のルーティンだったり、
好きなことに没頭状態だったり、
または、
それをやることでスイッチが入ったり。
素敵な行動を選択しているんだろうな。
「幸せ探し」さんのおかげで、
しばし、思考を楽しみました。
20校長室の独白(見どころ)
出かける前に、
本HPをご覧いただいた保護者の方々へ
こんなところにも、ご注目を。
各学級や各学年では、
年度当初に「めあて」やら「意気込み」
子どもの新鮮な気持ちを
形にした掲示物があります。
始まって数日間ですが、
その種の「成果物」もお見逃しなく。
帰宅してからの
話題のひとつになりますから。
4年生の掲示物をプチ紹介
気持ち新たに、チャレンジする内容を
アツく?、アピールしています。
私のベストチョイスは、この4つ
①自己表現は、大事だよね。
②間違ったって平気だよ。
③ノルマを課してるのが凄い!
④「逃げない」姿勢、見習います。
※「やりたくない」をなくす。
と明記されています。
19校長室の独白(心躍る)
朝、真っ先に校庭に出てきた子がいた。
登校班の到着時間が早いのかもしれない。
「今日は、着替えなくてもいいから。」
早く出て来ることができた理由らしい。
「今日の授業参観は、お母さんが来る。」
お家の人に「見られる」のは、
照れが半分、うれしさ半分なのだろう。
早速、走り始めた。
体育担当の教員が、
件の白線を補修しようと出てきたら、
子どもたちが「手伝う」とのこと。
群がる子どもたち(笑)
天気もいいし・・・。
「授業参観」日和なんてものはないが、
子どもたちの
「見られる」心の準備は、整った。
お待ちしております。
18校長室の独白(探検隊)
どんな教室(部屋)があるのかな?
見つけて、覚えてこようね。
そのような指示を受けて、
探検隊が出発しました。
1年生「生活科」の学習では、
学校探検を行います。
校舎内のあちらこちらに足を運ぶのは、
まだまだ、勇気のいることでしょう。
多分、現在の主となる生活圏は
昇降口と教室、そしてトイレかな?
担任の先生の案内で、
全員で移動しているところでした。
学級に戻ったら、振り返り。
どんな教室が印象に残ったでしょうね。
一人一人の興味・関心が異なるので、
「一番」を出し合うと、
面白いかもしれません。
それにしても、このアングル。
カメラマンと照明係の後に続いて
洞窟に入る探検エンタテインメント!
保護者のみなさんは、?ですよね~。
このネタで笑えるのは、
私と同世代の方々です。
17校長室の独白(マネぶ)
最初に見かけた時、ニヤリとしました。
だって、このタイトルなんですもん。
4年生教室前の長机の上には、
自主学習ノートが展示されていました。
そうか!
模範となる自主学習の紹介かと思い、
各ノートを手に取って、中身を見ました。
すると・・・。
毎日、違う子が書いてあったのです。
???
しばし考えて、合点。
グループで1冊の学習ノートを
リレー形式で巡回するのかなぁ。
妄想しながら、ひとり楽しんでいました。
このスタイルのメリットは、
「友達の内容を参考にできる」
「友達のよさを真似ることができる」
ナイスなアイディアだなぁと、
我が学校ながら、感心しましたよ。
「学ぶ」の語源は、
「マネぶ」からという説もあります。
大いに、マネようね!
Nは、ノートのNでした。
若手漫才師の登竜門だったり、
ピン芸人の日本一を決めたりする。
では、なかったです。
16校長室の独白(効能)
校庭に突如現れた、直線コース!
昨日の放課後の、
(「担任発表」で動揺した!)S先生と、
転入職員で3年2組担任M先生との
協働による仕業だったらしいです。
運動会に向けて、
個人の走力測定という目的はあるものの
こういう「仕掛け」は、
興味深い結果を生み出します。
ほ~ら、このとおり。
みんな、走っちゃうんですよ(笑)
反対側からも・・・。
いかにして
子どもの興味・関心を引き出すか。
授業も同じことなんですよ。
「白線」ひとつで、子どもを動かす。
これぞ教育のなせる業ですかね。
15校長室の独白(隊長!)
「解散!」
学校に到着した集団登校班は
職員玄関前で、縦1列に並びます。
班員全員が揃ったことを確認すると、
班長が冒頭のひとこと。
ミッション終了!的な雰囲気で、
見ていて気持ちがいいです。
たまたま遭遇した2つの班を、カシャ!
交通ルールを守り、
班員と協力して、無事に登校完了。
「今日も、安全に登校できたね。」
そんな想いが自然と沸き起こります。
班長の姿を見て、学ぶ。
下級生、次年度に引き継がれていく
伝統なのでしょう。
14校長室の独白(育てたい力)
T教頭が申し訳なさそうに説明に来た。
JA東西しらかわ様より、
子ども雑誌「ちゃぐりん」と
補助教材「農業とわたしたちのくらし」
その贈呈式が、「今日」「今から」と。
日程調整で、双方の行き違いらしい。
来校のJA様と、お互いに苦笑い。
まぁ、よくあること。
慌てたのは、関係する5学年担任
すぐさま代表児童を選んで、
贈呈式に臨んだのです。
ブログで取り上げようと思ったのは、
その式中の「児童代表よりひとこと」
その対応がナイスクリアだったからです。
事前に知らされてませんから、
その場が一瞬、微妙な雰囲気に・・・。
そりゃあ、なりますよ。
少しの沈黙の後、
「ちゃぐりんを読んで、田んぼの学校に
生かせるようにしたい。」
「大人になっても、農業について、
考えられるようになりたい。」
そんな内容を話すことができたのです。
素晴らしい、とっさの判断でした。
感心しましたよ。
いきなりコメントを求められても、
臨機応変に対応することができる。
頑張って、自分の言葉で話す。
育てたい力のひとつですね。
追伸:
事後に、当の本人らに聞いてみたら、
(頭、真っ白で)覚えてない、と。
そうだよね(笑)
よく、頑張った。えらい。
13校長室の独白(朝の一コマ)
朝の校庭
数名が、マラソンに励んでいます。
「教室に戻りましょう」的な放送が
流れた頃、遅れてやって来た級友あり。
「一周くらい走れるよ。」と促す子ら。
「よし!」と走り出した子を
見送るのかな?と思っていたら、
後を追ってみんなで走り出しちゃった。
なんか、いい・・・。
話を聞くと、4年生の集団でした。
「余は満足じゃ」の様相で
足取り軽やかに教室に戻る子どもたち。
背中が、ちょっぴり頼もしく見えた。
12校長室の独白(伝統)
まだ、縦割りの清掃班は、
編成オリエンテーションをしていません。
なので、
4月10日(月)の清掃は、
学級(で編成の)清掃担当で実施です。
清掃の放送が流れたので、
校長室前の廊下に出ると、この二人。
これは、シャッターチャンス(笑)
指示が出ていなくとも、この姿勢
こういう「静」の動き(態度)が
自然にできるのは、
佳き伝統のひとつでしょう。
この種の発見に出合えるのを、
どんどん楽しみにしています。
11校長室の独白(お初)
思いついたまま、撮り溜めていた
スマホ写真データにて記事作成です。
4月7日(金)
令和5年度、初めての給食です。
子どもたちの楽しみの一つであることは
間違いないでしょう。
また、今年度の転入職員にとっては、
初「塙町」の給食となります。
これも、転勤に付随する楽しみなのです。
市町村の給食センターの特色もありますし
自校給食(校内に調理施設あり)も、
捨てがたい魅力があるんですよね。
管理職(大抵は、校長)には、
「検食」という仕事があります。
武士の時代なら、「お毒見役」ですかね。
子どもたちより、少し早くいただきます。
プチ特権なわけです(笑)
「校長先生、いいな。早く食べられて。」
たまに、言われます・・・。
小学校での初給食となる1年生
機会あれば、その様子もご紹介します。
ご家庭での作法やマナーを持ち寄っての
「集団」会食となりますので、
徐々に社会性も身に付くことでしょう。
10校長室の独白(笑顔)
2日目の4月7日(金)から
本格的に授業開始となりました。
しかし、実際のところは、
どの学級においても
「慣らし運転」だったことでしょうね。
各学級を訪問して様子を確かめた際に、
おっ!と、気になった子がいました。
5年2組では、「自己紹介」の真っ最中。
担任のW教諭は、転入職員です。
子どもたちの自己紹介を聴きながら、
懸命に・・・メモをとっています。
気持ち、わかるな~。
私もその場で聴いていたのですが、
誰に対しても、毎回、「ベスト」で
拍手を送り続ける子、発見しました。
ごめんね。まだ、顔と名前、覚えてない。
でも、初フィーチャリング!
いいな~と、素直に思いました。
みんなの笑顔も、goodですね。
この笑顔、続くといいな。
そして、
全校に広がるといいな、と。
それ、目指します。
09校長室の独白(伸びる)
入学式ネタをもう一本です。
「校長先生、若いっすね!」
記念撮影時、並ぶのに移動されてきた
ある保護者の方から。
(えっ、今、褒められた?)
まぁ、それ相応のお年頃なんですけど。
校長だって、褒め言葉はうれしい。
褒められたら伸びるタイプなんで(笑)
保護者のみなさま
ぜひ、学級担任のことも褒めてください!
授業参観日での様子から
担任の長所を感じ取っていただいて、
その日の夕方に、ご家庭で。
お子様との会話の中で
「担任の先生、なんかいいよねぇ。」
もう、それだけで充分でございます。
そのお言葉を、
お子様が学級に持ち寄ってくれるので。
日々の、子どもとの関わりをとおして、
各担任には伝わりますから。
担任のことも、褒めて伸ばしてください。
08校長室の独白(「な」の秘密)
入学式では、
1年生に何を話したでしょう?
こちらも、ひとつだけ。
「は・な・わ」の「な」は、
仲良しの「な」です。
①友達と仲良しになる。
②2年生から6年生のお兄さん、お姉さん
と仲良しになる。
③担任の先生と仲良しになる。
ミソは、この次
④学校と仲良しになる。
なぜ、学校と仲良しになれるかって?
それは、楽しいことがたくさんあるから。
学校と仲良しになると、
みなさんの顔は、にこにこしてきます。
そうです。
塙小は、にこにこ笑顔が
たくさんある学校なのです、と。
ここまで、拙稿を読んだ方は、
おわかりでしょうね。
始業式の式辞とリンクさせてます。
1学期は、「笑顔」がキーワード!
1年生の式中の姿勢が立派でした。
それ以上に、
私が感心したのは、「返事」です。
「はいっ」
この、ちっちゃい「っ」が、
しっかりと耳に届いてきたんですよ。
07校長室の独白(sakura)
入学式を無事終えた、6日の午後。
「桜をしっかりと見ておかないと!」
と思い、いそいそと校庭へ。
ちょうどその時、サッカー小僧たちが
「校庭を使わせてください。」と
お願いにやって来た。
校庭で、一緒に歩きながらの会話
「今日、校長先生が言ったこと、
覚えてるかなぁ?」
「ちゃんと話を聴くこと」
(それ、途中で褒めたからね。)
「盛り上がるときと、けじめ!」
(おっ、いいね。切り替えだ。)
でも、「式辞」の内容が
なかなか出てこないな・・・。
わかるよ、校長先生!
と切り出した子の答え
「いっぱい笑う」
ある意味、正解(笑)
06校長室の独白(笑顔のわけ)
担任発表の盛り上がりは予想していたので
式辞は前に設定して、厳粛に行いました。
話した内容は、ひとつ。
「笑顔を増やそう」
塙小の教育目標に掲げている
「あふれる笑顔」
その笑顔をたくさん増やしたい。
どんな時に笑顔になるのかな?
①何かできるようになったとき?
②友達に優しくされたとき?
③おいしい給食を食べたとき?
④先生に褒められたとき?
自分の「笑顔のわけ」を考えながら、
毎日、過ごしましょう。
「学校は、楽しいところ」なんです。
その楽しい場所で、
たくさんの笑顔が増えるといいなあ。
上記のようなことを、話しました。
子どもたちの聴く態度は、
とても素晴らしかったです。
伝わったかな・・・。
舞台裏を少し、補足します。
一番最初に4年生担任を発表する。
そう決めていたので、
該当の二人には事前に伝えました。
つまり、仕掛け人を二人ご指名です。
最初に発表するので、
「いぇ~い!」的な感じで
子どもの前に出てきてくださいね、と。
そしたら、ですよ。
4年1組の発表から、ドッカ~ン!
仕掛け人なので余裕かと思いきや、
次の、4年2組のS先生は、動揺!
記録写真を担当していたのに、
そのメンタルが表出したのがこれ。
よかったですね、S先生(笑)
05校長室の独白(発表!)
始業式での「校長の話」(式辞)の中で
「担任発表」をします。
子どもたちは、この瞬間を楽しみに
学校へ行く、と言っても過言ではない。
そう思います。
私、遊び心でドッキリを仕掛けました。
先生方にも内緒で、ランダムに発表です。
1年生からの順番どおりじゃ、
少しつまらないですからね。
発表前に、ボイパでドラムロール(笑)
来年は、誰かに生演奏、頼もうかな。
この笑顔
この歓声
学校が活気づきました。