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177校長室の独白(親バカ通信)
6月上旬、娘の「中体連」の応援へ。
地区大会2日目の決勝Tを観戦しました。
何の因果か、姉と同じ部活動を選んだので
同じ顧問に、姉妹でお世話になっている!
私が言うのも何なのだが、
この顧問の先生が、good coach(笑)
なぜ、そう思うのか?
子どもたちに、適度なタスクを設定する。
その「さじ加減」が実に絶妙なのである。
そして、
その子に応じた、適材適所の場面では
必ず、チャンスを与える。意図的に。
勝利至上主義ではなく、
(当然、勝てばうれしいのだが・・・)
それ以上に、部活動のスキルとともに
社会性やその他、必要な資質・能力を
習得させたいという熱意が伝わってくる。
ホント、ありがたい話なんですよ。
上級生が少ないチーム事情のために
娘ら中学2年生も即戦力で試合に臨む。
念願の県大会出場は、残念ながら叶わず。
あと1勝。厳密に言えば、あと1セット。
密かにだが、本気で狙っていただけに
顧問の胸中は、察するに余りある。
(本稿は、労いの意も込めています。)
子どもたちも落涙し、本気で悔しがった。
その姿に、親として安堵した想いあり。
この瞬間の気持ちを忘れない限り、
前に踏み出し、進み続けられるから。
部活動の地域移行が進められる中ですが
このような部活動の「本質」は、
適切に継承されることを希望します。
◆◆◆
一方、先に顧問にお世話になった姉は、
中学3年時の中体連「中止」の世代です。
前任校のその前、新任校長の時のブログ
リンクしますので、どうそ、ご覧あれ。
現任校長からは快諾を得ています。
「ご自身の文章なので、ご自由に」と。
http://www.town.inawashiro.fukushima.jp/cb/schoolhp/s-okina/entry-25212.html
娘は高校入学後も、同じ部活動を選び、
山あり谷ありの、紆余曲折を経ましたが
3年間続け、5月下旬に引退をしました。
我が娘ながら、敬意を表したいです。
大したもんだ・・・と。
(標題どおり、「親バカ」っすからね。)
現在は、悠々自適?の受験生(笑)
★★★
ここまで読み返すと、
壮大なスケールになってきたなぁ。
夏休みなので、ご容赦くださいませ。
もうひとつ、とっておきのネタを。
大会初日のリーグ戦での出来事です。
相手チームに、過激な応援団1名の存在
周囲がドン引きするほどだったそう(笑)
正体は、西白河地区の某中学校長様です。
生徒のために、アツく本気で檄を飛ばす。
お茶目で、ステキな校長様なんですね~。
そのお友達校長には、ネタにするからと
伝えてありますから、ご安心ください。
本日も、暑いです。
地域の小・中学生(高校生も)が、
それぞれの想いを大切にして、
青春を謳歌できる夏休みであることを
心より願っています。
176校長室の独白(会場限定)
前稿が、プチ重い内容だったので、
意識して、ライトな感じでお送りします。
題して、
「ここでしか会わない」旧知の仲(笑)
私達教員は、平日は学校にいるので
活動範囲が限定される職業なのですが、
「日清カップ」等のイベント、行事では
「同じ匂い」のメンツに再会します。
昨年も会ったんですけど、今回もまた。
私が初めて学年主任を任されたときの
同学年を組んだ、もと同僚です。
大所帯の出場校監督を務めていました。
呼び止めて、しばし「歓談」
その言葉が、ピッタリと当てはまる。
瞬時に、当時に戻れるから不思議です。
彼は、もと高校球児なんですよ。
某高校野球部の甲子園出場組の一人で、
伝説のキャプテンと称された御仁です。
出会った頃の気質は、今も変わらず。
礼節を重んじて、物腰柔らかですが、
確固たる芯の強さが、秘めたる闘志が、
垣間見える。それが、親しみを増す。
なんか、いいな~って。
きっと、「技能」以外のところに、
しっかりと手厚く指導してるんだろうな。
同じ匂いの輩が再会すると、
「昭和っぽい」話で盛り上がるんですよ。
175校長室の独白(「日清カップ」考)
「全国小学生陸上競技交流大会」は、
即席ラーメンで有名な
某スポンサーさんの冠が付いているので
通称が「日清カップ(陸上競技大会)」
その地区大会、県大会の会場に身を置き
ふと、考えたことがあったんです。
ポツリ、ポツリと思い出しながら
今回は、それについて述べます。
時折、暴論あったら、ゴメンナサイです。
「出場校(チーム)、減ってる?」
定かではないですが、そんな印象が。
以前は、主に小学6年生が全員参加する、
地区ごとの陸上競技大会がありました。
その教育的意義、私は好きでした。
が、様々な状況や条件等を勘案して、
その大きな大会は行事削減となりました。
当時の判断は、正しかったと思います。
「日清カップ」がメジャーになってきた。
それも、削減理由のひとつでしたしね。
で、私の「疑問」の浮上です。
純粋に、陸上競技に打ち込みたい子らの
想いが、願いが届いているのかなって。
所属の学校が「日清カップ」参加せず。
なら、その瞬間、道は絶たれますから。
校長が大きく旗を振ってる!学校(汗)
伝統的に参加する矜持をもってる学校
専門性のある職員が所属している学校
指導スタッフが揃っている学校
組織力が強固な、厚みのある学校
「働き方改革なんのその」な学校(苦笑)
等々だけが、名を連ねているのかな?
だったら、少し悲しい・・・。
そんなふうに感じたんです。
この問題解決の妙案は、出てこないかな。
自分たちも太鼓を叩いて、
アホみたいに陸上指導をしていた、
「昭和」気質の管理職の方々は、
もやもや感から抜け出せないでいます。
174校長室の独白(これからどうする?)
「先生たちも、学んでるんだぜぃ!」
に続く、
「校長だって・・・、以下同文」(笑)
本日、「公立学校長研修会」なるものが。
県南(西白河・東白川)域内の
小・中学校、高校、支援学校の校長が
一堂に会する研修会が開催されました。
不登校の未然防止や、
教職員の不祥事防止などの課題に対して
小グループによる協議・情報交換です。
短時間ではありましたが、
校種枠を超えての意見交換は、
予想外の収穫があってよかったです。
担当から、城山三郎氏の著作からの引用
「人を支える3つの柱」なるものあり。
①「自分だけの世界」
②「親近性」
③「達成」 だそうな。
このうち、2つ以上あるとOKらしい。
一組織の長として、
関わることができるのは、②③か。
職場内の人間関係の親和性を高めたり、
職務での、個の達成感を充実させたり。
頑張らねば、と思いましたよ。
来週は、会津若松市に行ってきます。
「この間、山形に行ったばかりだろ!」
と、総ツッコミが入るでしょうが、
県内全小学校長が参集の県大会です。
東北大会の後に、県大会が開催する?
不思議ですが、勝ち抜きではないので。
また、何かを得て、帰ってきますね。
今回、笹原小K校長とのツーショットは
残念ながら、無し。
しかし、スペシャルゲストの登場!
塙小学校関係者の皆さん、
私の前の席の「御仁」、だ~れだ?
173校長室の独白(対話ツール)
「アートカード」って、ご存じですか?
著名な美術作品がプリントされたカード
それを使って、
図画工作科の授業で鑑賞学習を行います。
3年生が1学期に挑戦しました。
3学年主任のK先生は、
図画工作科指導に造詣が深いですから。
(「小教研」クイズの答え、ですね。)
学年での取り組みに活用しました。
この教材の利点は、
「対話する力」を身に付けること。
それも、楽しみながらできる。
「見る」→「考える」→「話す」
対話なので、
適宜、「聞く」も交えて、また話す。
ポイントは、
「好き」&「根拠」でしたね。
各学級のアプローチの違いが興味深い。
1組は、「カルタとり」バージョン
作品の似ている部分を見つけて、
それを説明しながら、重ねていく。
根拠を話せるのって、大事です。
2組は、「好き」の、どストレート!
自分で好きな作品を選び、
(選ぶにも、その根拠が必要です。)
好きをアピールする文章を整理する。
その後、意見交流したのかな?
自然な流れで、
対象物(作品)に、主体的に関わる。
思考力も、豊かに鍛えられますね。